金沢2日目

 起きがけにゴタゴタ。
 
 ホテル日航金沢2階で朝食バイキング。
 スクランブルエッグ、ベーコンは平凡。面白くもおかしくもない。せめてベーコンは温かく供しなさい。2種類のソーセージもつまらない。ハッシュドポテトだって、どこにでもあるやつ。(自分は朝食券でタダだが)2千何百円も取るんだから、もちっと工夫しろや。
 さすがにパンは結構いけた。まん丸パンが独特の食感で○。でも一番旨かったのは、トースターであぶったイギリスパン。
 各種スープ、サラダのドレッシングはかなり美味しい。
 絶品はフレッシュジュースとヨーグルトソース。って素材のまんまやん。
 サーバーから注ぐコーヒーは及第点。ポットで煮詰まっている?紅茶は、用心して手を出さなかった。
 口の合わない人は白飯+味噌汁もあるので、6階「弁慶」の和定食なんかよりマシかも知れない。写真を見たらショボかったので。


 10時を待って、お向かいの全日空ホテルの隣「ブックオフ」に。チェックアウトまで時間がないので急ぐ。
「奇想、天を動かす」島田荘司
「数学物語」矢野健太郎
「川の深さは」福井晴敏
「文豪春秋」いしいひさいち
プロ野球名勝負読本」
「ギャンブルに人生を賭けた男たち」
そして「死体の博物誌」(笑)。


 チェックアウトし、入り口脇の喫茶店でアイスティーをすすりながら行き先を検討。
 まず駅の百番街で土産をみる(これが大正解であった)。
 社長へは、ネクタイや輪島塗りも考えたが、湯呑み茶碗に目星を付ける。
 その他大勢(笑)への菓子は、目移りして決まらない。ただ、真ん中の島でひときわ大きな声で呼び込みをやっていた女の子に印象が残る。

 駅前に出て南行きのバスに乗り、片町を通りすぎたところで下車。寺町周辺を徹底的に歩き回り、忍者寺は裏からも見学。「犀星のみち」や「W坂」も散策し、桜の写真を撮る。
 犀川べりで小1時間、ぼーっとする。めおとの鴨を2〜3メートルの距離で観察。
犀川なのに加茂川か」などと阿呆なことを考える。

 にし茶屋街へ移動。一軒のお茶屋に入り、2階で抹茶+菓子をいただく。風情がありますなぁ。隣の座敷のOL?風2人組も埼玉から来た由。あとで店のしおりをみると、「料亭 華の宿」だって。失礼ながらそんな格式高い場所だとは思わなんだ。でも、また昼に来て茶を喫したいと思う。

 列車発車まで1時間を切ったところで、慌てて駅行きのバスに。
 百番街へとって返し、まず「金沢九谷」で茶碗を買う。いつもお世話になっておりますm(_ _)m 
 続いてさっきの女の子の菓子店へ。すると売り込みを言いかけたところで「あのー、…お客さん、前にも来たことあります?」と聞かれたので、「ほんの2・3時間前に来たよ」と答えたら、「あれ〜、そんな最近でしたっけ」。
 山川恵理佳をもっとスッキリさせた、泥臭さを抜き去った感じ。それでいてスレていないのはナイスでした。
 ただ、この店にこだわった本当の理由は、他の店が判で押したような呼び込みだったり、声もロクにかけないような生気のない店ばかりだった中で、彼女の声だけが生き生きしてい、心まで届いたからである。…と言ったって誰も信じちゃくれんだろが。

 金沢の〆定番の、百番街奥の喫茶店(名前忘れた)へ。そしてこれまた定番の芝寿司で、笹巻き寿司と鯖寿司を買い込み、百番街をあとにする。さらば金沢よ。