ヒィヤッホーー!!

14:11、a-baseを発つ。ビル内側の出入り口から出ようとしたら、お顔を存じ上げているavex社員のお一人がすぐ目の前を通過。
ご挨拶しようと階段を降り、玄関ホールに出たら…
某ダンスヴォーカルユニット、キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!(しかもフルメンバー)
全員、1メートル(50㎝?)前をゾロゾロゾロゾロゾロ……
オレはといえば…「ア゛ーッ」って、車に轢かれたカエルみたいな声を出してしまった。


一人と目が合い、彼女は目を伏せる。そして。
肝心の、あるメンバーが立ち止まり、わざわざオレの方に向き直ってくれて、
ニヤリ


みんな頭を下げてくれていたみたいだけど、そのコ以外は、もー視界に入らないのよ。
玄関を出ていく後ろ姿に、馬鹿デカい声で「おつかれー!」って言いました。


“追っかけませんよ”ってポーズで、ドトールの前で立ち止まるオレ。
誰かひとりでも振り返るたびに、直立したまま頭を下げ続けた。


距離を保ったまま、ゆっくり青山通りに出ると、ご一行は歩道橋を昇っている。
先を行く某氏が、手を振ってくださった。
メンバーも次々と振り返ってくれる。
また頭を下げまくるオレ。


歩道橋を渡る間も、手こそ振っていただけなかったが(当たり前だ)、みんなチラチラとこちらを見てくれて。
この時ほど、おのれの視力の悪さを呪ったことはない。


ご一行が豆粒みたいになるまでお見送りし、俺は逆方向を向いて歩き出した。
もし進む方向が同じだったら、こちらは車道に出て追い越すつもりだった(笑)。
半分は“追っかけませんからね”という意思表示含みで。


でも、これを読んだ皆さん、出待ちとかなさらないように。
そりゃあ、用事で本社に来ることもあるだろうから、よっぽど運が良ければ出くわすこともありえるでしょうが…これは、たまたまですから。


印象に想像を補って述べます。
オフや移動の際、ファンとバッタリ遭遇した場合
①言葉を交わさない、呼び掛けに応じない
②サインや写真撮影などの求めはお断りする
③(難しいが)失礼にならぬ程度に、目を合わせない
④足を止めない
などのお達しがあるのではと感じました。
それは“出待ち・入り待ち”やストーカー的な行為を許さないための自衛手段です。


そのアーティストと私は、顔を知らない関係ではなく、なおかつ偶然がハマって行き合ったと分かってくれたから、個人の裁量でサービスしてくれたメンバーも居たのですが、それを目当てに付きまとうようなファンには、決して笑顔のかけらも見せてくれないでありましょう。
(あの“ニヤリ”は、スタッフと固く交わした取り決めとの狭間からひねり出してくれた、ギリギリ瀬戸際の、彼女なりに精いっぱいのサービスだったと思います。
その気持ちが解っただけに嬉しかったですけれど、それをこちらから彼女に期待するのは間違っています)


そのグループのリーダーに至っては、イベントなどで見せる笑顔は微塵も出さず、きわめてドライな態度に終始しました。
リーダーだからこそ率先してそのような態度を取ったのであり、私は不快に思うどころか感心しました。“プロフェッショナル”の単語が頭に浮かびました。場面をわきまえ、自分を律することが、若いのにしっかりできている、さすがリーダーだわ。
(だからといって、ちょっとだけ笑ってくれたメンバーを責める気持ちもありませんよ)
30秒以上、同じ空間に居ましたが、グループのメンバーは全員、ただの一言も声を発せず、ただの一度も手を振りませんでした。すげーなーと感心しましたよ。


いっぽう私も、距離を詰めないように注意し、ひとこと以外は声を発さず(あれだけはお許しください。純粋な労いの気持ちですので)、手も振らず、まして飛び跳ねたりもせず…2月のスケッチャーズの後、自ら述べたことを実践しました。
何度も振り返ってくれたのが、彼女たちにできることの限界だったのでしょう。


遭遇したことを書くかどうかちょっと迷ったのですが…日記だから公序良俗を乱さぬ範囲で書くのはお許し願うとして…(勝手を申すようですけれど)拙文を読んだ方が勘違いなさって、二匹目のドジョウを狙うのはご遠慮ねがいたい、ご勘弁いただきたい。
かりに私と同様、偶然どこかで有名人と遭遇することがあっても、節度ある行動を取っていただければなぁと思っています。