ボンブラCD

 「BEAT GOES ON」が届いた。かつてレンタルで済ませ、ボンブラ・ベストMDを作ったが、500円で出品されたので落としてしまった。
 「Mysterious Heaven」は、今のところこのアルバムにしか入っていないのだ。
 「BETTY'S BLUE」の小冊子まで付いてきたのは、嬉しい誤算。これは確か、店頭で服を買うと貰える、ダイジェスト版アルバムの付属品だと聞いたことがある。そこで逆に、CDがダイジェスト版かとヒヤリとしたが杞憂に終わった。
 豪華おまけ付きで送料および振込手数料と合わせて八百数十円だから、タダみたいなもんだ。
 おまけに、その冊子のアンナが非常に可愛いので困った、参った。


 ここらで改めてボンブラを誉めることにする。
 ライブに行ったことがないので演奏に関しては言及を避けるが、


 とにかく、歌が上手い。


 セールスが上がらないのはコロンビア所属のせいだと嘆く一方で、ラテン・テイストという方向性は、avexハロプロでは在り得なかったとも分かっている。
  

 ドリカムをカバーする歌手が、なぜ少ないか。
 そんじょそこらの歌手では、とても歌えないからである。
 歌詞もメロディーも取るに足りない「サンキュ」が大ヒットしたのは、カラオケで万人に受け入れられたからだと思っている。
 「未来予想図Ⅱ」の出だしを、音を外さずに歌える奴が何人いるか?


 14・15歳の小娘が「うれしい! たのしい! 大好き!」をバッチリ歌いこなすんだぜ、おい。
 シングルコレクションのトリに、さりげなく置いてくるあたり、心憎いったらないではないか。こっそり強烈に、実力をアピールしているのだ。


 最近も、「手のひらを太陽に」でガツンとやってくれた。
 流行歌でもなければ、歌い手に合わせて作られた曲でもないから、「クオリティーの違い」「実力の差」がハッキリ浮き彫りになる。
 豊かな声量、確かな技術。直球勝負で投げ込んでくるのだ。


 この歌声は、もっともっと多くの人に聴かせ、驚愕させたい。
 SweetSより先に知らなくて良かった。2本立てで活動し、ボンブラの方を泣く泣く縮小する羽目になったハズである。
 今だから、純粋に音楽として楽しむことができている。
 それにしたって8月7日のライブや9月4日の都内イベントは、「浮気」になるという思いもあって参戦を見送ったのだ(それだけではないが)。