読書

「嫁洗い池」読了(昨夜)。
トリックは鮮やかとは言いがたいものの、むしろ使い古されたトリックを、設定の巧さと会話の面白さで読ませる手腕。
時おり見せる切れ味は前作と互角以上。ほのぼの・ほんわかムードの中にヒヤリとさせる刃物を覗かせるあたりは、クリスチアナ・ブランドの「はなれわざ」を思い起こさせる。