サッカー

ドイツ代表を招いての親善試合。
まあ完敗ですね。いくら親善試合とはいえ、相手に失礼。日本も何一つ収穫なし。


「ボールを受け取ったら後ろへ後ろへ戻している」というセルジオ越後の指摘は、何年も前から繰り返されてきたが、一向に改まる気配がない。
サッカーはゴールを目指すスポーツです。中団でパス回しに終始していた連中は、小学生のプレイでも観て、本質を思い出してもらいたい。
両サイドも外へ外へと逃げていくから、実は逆にスペースを減らすと同時に、相手が戻る時間を与えている。
フリーで受けた藤田は、空振りに近いミスキック。
高原はゴールマウスを大きく外して大の字に仰向け。アナウンサー「足元が乱れたか」それじゃ根本的にダメなんだって。シュートして体勢が崩れるのは、下半身が弱すぎる、キックの基本がなっていないという事です。


いつも同じ試合運び。ミドル〜ロングパスを放り込み、PAラインで潰されるか、それ以前にトラップミスや雑なショートパスをカットされるシーンのオンパレード。


ジーコは「試合の流れの波が大きすぎて、波の落ち込んだときに点を取られている」と言った(同時通訳によると、そうらしい。別の番組では違う意味の字幕が出ていた)が、それも間違っている。ドイツをはじめ特にヨーロッパの強国は(いや、トルコやアイルランドでも)意図的に強弱を付けているのだから。
3点目なんか素人でも判った。後半ロスタイムに入った瞬間、相手のストライドが大きくなった。ギアチェンジした感じ。そこで大久保がミスってるようでは何をか言わんや。


おととしと比較して選手は入れ替わっているが、いまだ基本的にドイツは攻撃型ではない。得点能力は他の強国より劣る。なので実はドイツこそ先制点を取られたくなかったはず。
前半イーブンで終えて「良く健闘しています」では、意識が不足している。せめて「これではヤバイ」と危機感を持ってくれなくては。