カバの群れ
昨夜、上戸彩サイン入りポラの本物が出品された。
「3万円で即決してくれ」という厚かましいカバがいて(その時点で実際に3万円入れていたと推測する)、それに被せるように入れるカバも現れ、開始わずか数時間、残り7日近くもあるのに、早くも4万円を突破してしまった。
どいつもこいつもオークションを知らなすぎる。悲劇というべきか、喜劇と呼ぶべきか。
不思議なもので、同種の商品が複数ある場合、誰かが早めに入札した物の方が、値が吊り上がる。
今回はその典型だ。カバが2・3匹集まっただけで、あんなことになってしまった。
3カ月ほど前に上戸のサイン入りポラを立て続けに2枚落としたが、いずれも2万円台だった。
その2枚と比べて今回の写真が、とりたてて優れているとも見えない。
単に、無益な競り合いが原因で高額になってしまったのだ。
タラレバを言っても仕方ないが、普通に推移していれば3万円強でカタが付いただろう。
上戸のサイングッズは絶えずチェックしてきたから、過去の落札額、相場は知っているつもりである。
2万円前後なら出陣したかもしれなかった。
だが例の厚かましいカバのせいで、開始2時間で1万5千を越えていたから
「これは2万じゃ済まないな」
と読めた。
案の定、もう一匹カバがやって来て4万オーバー。
ああいうカバどもは、本気で欲しい人間にとってはいい迷惑なのだ。
連中も欲しいのは同じだろうが、自分で自分の首を絞めている事に気づいていない。
今回は部外者の立場だが、あれがSweetSあるいは春奈様ピンの、サインをはじめ貴重なグッズだったら、こちらも本気で狙うだけに、怒り心頭となったに違いない。
確かに、オークションはゲーム性も帯びている。
だからあえて早めの競り合いもアリ、と考えるのは大間違い。
より多くの人間が参加し楽しめるためにも、価格は抑え目に行く必要があるのだ。
今回のように暴騰すると、相場を知っている人間が早々と退散してしまう。
カバどもも真剣に欲しいのだろうから、ライバルが減るのは結構だが、誰が落とすにしても相場を大きく上回る。
「いくらでも落とせれば良い」という自分勝手で済む問題ではない。
商品には適正価格があり、著しく狂わしてはならない。
キャベツ1個が5万円もしてはいけないのだ。
(オイルショック時の紙類は、異常な事態になったと聞く)
貨幣通念を知らず、社会秩序を考えない愚か者の振る舞いであった。
楽天のユニフォームでは
「記念」「足跡残し」と臆面もなく書き込むカバ、恥知らずが大勢いた。
本気で落とすつもりのない奴、覚悟のない奴は引っ込んでろ。馬鹿どもめ。